専攻長ごあいさつ

自然と人の未来のために

 地圏、水圏、大気、海洋は密接に結びつき合いながら自然を形成しており、そのメカニズムの解明を通じて人間を含む生物が生存するために必要な条件を探求することが自然環境学の目的です。しかし、自然環境は多様な糸が複雑に絡まり合い、一本の糸でさえその中に結び目がいくつもできています。複雑な現象の解明は正に研究者人生をかけた挑戦といえますが、一本の糸、一つの結び目をほどくだけでも大きな科学の進歩があります。つまり、研究者を志す学生であっても、その一端を垣間見ようとする学生であっても、最初の一本、一つの結び目の挑戦が大事なのです。我々と共に自然環境の普遍の原則を探求すると同時に、諸君らが科学的、論理的思考を育むことを願っています。

2022年4月1日
自然環境学専攻長・教授 木村 伸吾

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